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たとえ思っていても嫌な顔をしない
お酒を飲むと普段は冷静な人格者でも気が大きくなって、時には正直お店にとっては迷惑な客になってしまうこともあるんだよね。
悪酔いしたお客さんはキャバ嬢にセクハラしたり、他のお客さんが不快に思うほど騒いだり。
そうしたお客さんに上手く対処するできることが、ボーイの腕の見せどころ。
これを読んでるボーイの仕事未経験の人や新人は不安になるかもしれない。
でも、迷惑なお客さんは思っているより少数派だから安心して。
たまに、本当にたまーにこうした迷惑なお客さんが来る可能性もあるから、もし本当に来た時のために覚えておいて、心構えをしておくだけでもリスクヘッジにつながるからね。
もちろんお店の中にはちゃんと迷惑客の対処法のマニュアルが決まってるお店もあるから、お店でノウハウが決まってるようならそれを守るようにしよう。
そのためにはまず、嫌なお客さんが来た時は嫌な顔をしないこと!どんなお客さんが来てもポーカーフェイスでいることは接客の基本。
あからさまにイラっとした顔や困った顔を見せると、余計にお客さんを不快な気持ちにさせてしまう。
思っても顔を出さない!このことを意識した上で正しい対処方法を覚えていこう。
泥酔したときは事務所に連れて見守る
まず泥酔したお客さん。歩くのもおぼつかないようなお客さんはそのまま返すのも心配だから、まずは事務所に誘導して見守ること。
他のお客さんから見ても泥酔したお客さんは心配になるし、酔ったお客さんでテーブルをひとつ占領するのもあまりよろしくない。
泥酔したままお会計を強いることもできないから、事務所で休んでもらって酔いを冷ましてもらう、という手段が一番主流かな。
お店によっては泥酔したお客さんを介抱するためにソファや別室を用意しているお店もあるね。
万が一急性アルコール中毒などで容態が急変した時のためにも、こまめに様子を見るようにするのが基本。様子を見て、起き上がれそうなら起き上がらせて、水が飲めそうなら水を飲む補助をして。
実はこのスキル、実際プライベートで飲み会に行った時も役に立って、僕自身悪酔いした飲み仲間の介抱は相当上手い自信がある(笑)
ここで泥酔したお客さんにも丁寧に介抱できるお店は、今後も気に入ってもらえる可能性がぐっと高くなる!ただ、何度も泥酔するようなお客さんはさすがに出禁になる人もいるみたいだけどね。お酒はほどほどに。
お店でどうにもできない時は警察を呼んで対処してもらう
泥酔してしまったお客さんが1人ならまだしも、複数人で悪酔いして騒いだり、こっちがやんわり注意しても聞かない、大声で怒鳴りはじめてどうにもならない!
そんな時は社員のボーイや店長に話を通してから、警察を呼んで対処してもらうことが一番!
たまに繁華街を歩いていると、夜のお店の近くにパトカーが停まっているのを見たことはない?キャバクラに限らず居酒屋なんかでも、迷惑客は警察に任せるところは珍しくない。
ちょっと介抱したら解決しそうという場合ならまだしも、手に負えないお客さんはは先輩や警察に任せる判断をする、というのも選択肢のひとつ。
お店はひとりで回してるわけじゃなくて、チームワークが大事!
招かれざるお客さんはひとりで解決しようとせずに、周りに協力を求めて最善の方法で解決しよう。
一度その経験をしたら、そのノウハウを活かしてまた同じような状況に後輩のボーイが遭遇した時に、今度は自分が助けられるようになれば良いハナシ。